年上な彼と年下な私


もうそんな時間…?

焦って時計を見てみると
時刻はもう11時を回ろうとしている。
多分このままのペースで
歩いて学校へ向かうとなると12時になる。


いつもなら30分もあればつける距離の学校。


永遠先輩の後ろをゆっくり歩いて進んでいると2時間以上もかかってしまった。

まぁ、なぜか寄り道のような道に
行ったりなんだりしてたんですけど。



「お昼ご飯もしかしてある感じ?」

「いや、売店で買おうかなって!」

「じゃぁ、飯行こう。」


それだけを言うと私の前を
またずかずかと歩き出す。

私行くって言ってないのにな。

でもこれ私も行かなくちゃいけない気がする。
行かなかったら先輩に怒られそう。


私は黙って先輩の後ろをついていった。


後ろをついていっていると5分くらいして
先輩は急に立ち止まってあるお店の中に入った。。
お店の中について入ると、
中にはたくさんのお菓子があって
どうも駄菓子屋さんのようなところのようだ。


先輩お昼にお菓子食べるのかな?


「待ってて。」

「あ、はい?」


そう言ってお店の奥の方へとはいっていく。


「おばちゃーん。」


永遠先輩が今までに聞いたことのないくらい
大きな声を出して誰かを呼ぶ。

こんなに声出せるんだ。
なんで失礼な事を思ってしまう。

するとレジの裏の方部屋から
ごそごそと物音が聞こえる。



「あら!とあちゃんじゃないの。」


出てきたのは腰を曲げた
白髪頭の優しそうなおばあちゃん。

永遠先輩の事を
とわ、じゃなくて、とあと呼ぶ姿は
なんだか可愛いおばあちゃんと言う感じで
初めて会った人だけどいい人なのがよく伝わってきた。



「今日はサボり?」

「いや、まだサボってはない。」



サボってはない。
まぁ、確かにそうなんだけど…。