「やばい、遅刻だ…。」
時刻は8時50分。
地味に遅刻の時間だ。
私はハンガーにかかった制服をとり、
もうこの際だから遅刻していこう。
なんて思いながら着替えた。
リビングに行くともうお母さんもお父さんも
みんな仕事に行っていた。
そりゃそうだよね。
みんな私が学校が出る時間には
一緒に出て行ってるんだから…。
なんでお母さん起こしてくれなかったんだろう。
まぁ、自己責任なんですけど。
「あ。」
ケータイケータイ…。
部屋に置きっぱなしにしていた。
部屋に戻りケータイを手に取り
画面を見ると一件の連絡が。
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今日は先行くわ!
遅刻すんなよ〜
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相手は玄也。
よかった。
先に行くって言ってきたのが今日で…。
いつもなら一緒に登校してるから
私が寝坊してたら
玄也に迷惑かかるし…。笑
昨日帰った後の玄也との連絡は
いつもと変わらない感じだった。
だけど少しだけ、
私が一方的に気まづかった。
「気にしすぎかな…。」
はぁ、と軽くため息をつき
カバンを持って家を出る。
