ー…。
ヴーヴーヴー。
うるさいなぁ。
ケータイの電話での
長い呼び出しのバイブ音に
俺は少し不機嫌になった。
外は晴れ。
俺は陽奈ちゃんのベッドで寝ていた。
ベットの横には陽奈ちゃんの着替えた形跡が残る。
時計は朝の9時。
そっか…。
今日まだ水曜か。
学校遅刻だ。
ケータイに手を伸ばし、
電話に出る。
「ん。」
『まだ寝てんのかよ?』
「ん…。」
電話の相手は健。
大抵健が電話してくる時は
あいつが学校で俺がいなくて
暇してる時。
本来なら授業中の今、
電話をかけてけるってことは
今健は保健室だろう。
『今日こないの?』
「んー…休もうかな。」
『さてはお前陽奈ちゃん家?』
健は俺が休むと言うと
いつも陽奈ちゃん家?と聞いてくる。
まぁ、隠すつもりも何もないから
いいんだけど。
『お前まじこれ以上休んだら
留年だからな〜』
留年。
毎年聞く言葉だ。
『今回はマジみたいだからな。
瑞樹ちゃんが言ってるし。』
「んー…。遅刻していく。」
電話を切り、ポイッと置く。
もう目覚めたし、
ちゃんと行こうかな。
俺は脱ぎ散らした制服をひろい、
着替える。
そして机の上を見ると陽奈ちゃんからの手紙。
行ってくるねっ!
今日は迎えに行けそうにないや(´・o・`)
行ってきます!
陽奈ちゃんの仕事は8時から。
俺はいつも甘えてベットに転んで
見送りすらしない。
彼氏らしくねぇよな〜。
「はぁ。」
とりあえず学校行こう。
