年上な彼と年下な私



先輩はニコリと笑い
私は満足だった。


「先輩教えるの上手いですね。」

「そう?」


メガネを一旦外し
いつもの顔で私を見てくる。

メガネをかけるとイケメンだけど
外してる姿の方がいつもの見てる顔だから
やっぱり私は先輩はこっちのほうが好きかもな。


「日和ちゃん?」


はっ。

私は先輩の顔をじーっと見たまま
一時停止していたようだ。

先輩もそれに気づき
私の方を見て名前を呼ぶ。


「と、永遠先輩教えるの本当に上手すぎて
毎日でも教えてもらいたくなりました!」


見てくる先輩に対し
とっさに出た言葉がこんなことだった。

なにを言ってるんだろう私。
テンパり過ぎていってることが私らしくない。


「なら教えれる日は教えるけど。」

「え?」


突如、
永遠先輩の口から出たこの言葉。


「俺もどうせ放課後は暇だし、
教えれる時は教えてやるよ。」


嘘…じゃないよね。
冗談半分で行った私の言葉に対し、
先輩は本気で言ってくれているようだ。


「で、でも申し訳ないし、
それに…」


それに彼女さんに申し訳なくなる。

私のせいで永遠先輩の時間が
奪われるのが。


「いいって。
放課後どうせ彼氏君待ってて暇になるだろ?」

「そーですけど」

「なら教えれる時教えてやる。
このまま留年してもらうと俺も教えてたのに
って辛いわ(笑)」