年上な彼と年下な私


「はぁ?」

呆れ顔で永遠先輩は
私にそう言ってきた。


「そんなんじゃ期末頑張っても夏休み補講なるからな。
進級する気あんの?」


グサッ。

心が痛くなるこの言葉。
永遠先輩の声もマジだった。
だから尚更突き刺さる。


「ありますよ!」

「以外と大切だからな?
次のテストも進級に。」

「で、でも勉強ってやる気出ないんですよね…。」


あ、だめだ。
私がとことんバカだと思われる。

ほら、
先輩の目は私の事をバカだろって
そんな事を訴えているように見える。


「はぁ、勉強道具持っておいで。」

「え?なんで?」


パッチン。


「いった!」


急にくらった先輩からのデコピンが
痛い。

涙が出そうになるくらいに。


「教えるから。
本当に日和ちゃん留年しそう。」


え。

涙目になりながら永遠先輩を見ると
胸ポケットからメガネを取り出し
それをかける。


永遠先輩がメガネしてる姿なんて
見たことがなくて新鮮だ。


「…なに。」

「あ、いや。」

「ほら、彼氏が部活終わるまで
教えるから俺の教室に持っておいで。
俺がわかる範囲は教える。」


ヒラヒラと手をはらって
私が勉強道具を取りに行くように進める。


私は永遠先輩の言われるがままに
勉強道具を取りに行く。


私は道具を取りに行っている途中
脳裏に浮かぶ永遠先輩のメガネ姿。


なんか、かっこよかったかも。
なんて思ってしまった。