年上な彼と年下な私


瑞樹ちゃんも意外と大胆なことをする。
別に俺はどうのこうの言う気はないけどね。


そう思いながら
ふいに体育館のある外の方を見た。


(あれ。)


うちの制服を着た女と、
ジャージを着た男。

女の方はすぐにわかった。
日和ちゃんだ。


隣の男は誰だろう。
うちの部活生のジャージじゃないし、
初めて見る奴だ。


俺は一時じっと日和ちゃん達を眺めた。


横顔しか観えないけど、
一緒にいる男はなかなかのいい男。
スポーツ少年って感じだった。


そんな男の方をしっかりと見つめ、
今までに見たこともないような笑顔で
楽しそうに話してる日和ちゃん。


彼氏かなんかなんだろうな。
あんな顔して笑ってる日和ちゃん
初めて見た。


なんだかあんな顔して笑う日和ちゃんが可愛く見えて、俺は目が離せなくなった。


って、俺何考えてんだろ。


日和ちゃんは確かに可愛いけど、
俺は陽奈ちゃんが1番だろうよ。


「俺は馬鹿か…。」


考えるのやめて帰ろう。