「お前今日午後からずっと
ここにいるけどサボり場じゃないからな。」
ペシッ。
分厚い本の角で頭を叩かれ
じんわりじんわりと痛みに襲われる。
「痛い。」
「知ってる。」
瑞樹ちゃんからはぁっ。とため息をつかれる俺。
今日の昼からの授業はとりあえず自習だった。
いつも自習の時俺は寝ることしかしない。
それだったら少しでも気持ちよく寝れる
保健室に行こうと思って俺は
放課後になった今でもここにいる。
「ここ来てから寝るしかしてないから。
そういえば健は?」
「なんか放課後デートだとかなんだと。」
「あいつにもついに女か。」
ニヤニヤしながら朝話してた。
保健室に行くことを誘ったけど、
今日はデートあるから真面目に自習しとくとかなんとか言われた。
健のことだから真面目なんて言っておいて
寝てるんだろうけど。
寝てる姿が目に見えている。
「あ、あれ健だ。」
瑞樹ちゃんの声に俺は反応し
ベットから体を起こし外を見る。
まじだ。
女とニヤニヤしながら歩いてる健。
「きも…。」
そんな毒を吐いていると
瑞樹ちゃんはクスクスと笑った。
同じ学校の女だったのか。
だから授業も珍しく真面目に。
