バカって。
そういうとそっぽ向いて
こっちを見ようとしない。
やっぱりヤキモチなんじゃん。
私はついにやけてしまった。
「あ、体育館ここ!」
気がつけば体育館についていて
いつも少し長いように感じる体育館への道もあっという間だった。
「さんきゅっ。」
「教室で玄也のこと待っててもいい?」
「だめ。」
え。
だめなのか。
私は待っておいて、一緒に帰りたい
なんて思ってたか凹んでしまった。
「嘘。待ってて。」
「痛っ。」
私のおでこに向かって
玄也からのデコピン。
痛いんですけど。
「俺も一緒に帰りたかったし。
じゃっ、行ってくる。」
そう言って体育館へと走っていく。
生意気な年下…。
素直に待っててって言ってくれたらいいのに。
そんなことを思っていても
顔のにやけは止まらない私。
本当、好き。
