年上な彼と年下な私


「今日は玄也ここに来るんだって。」

「へ?なんで?」

「部活練習もう参加するらしいよ。」

「はや!」


びっくりした顔で
はぁはぁはぁ〜とおばあちゃんが返事をする時のようにすごいね。と
いってくる。


引退したばっかりだって言うのに
すごいなって思うけど、
玄也の性格上体を動かさないなんて
きっと無理だ。


「運動大好き人間だから。」

「は〜〜〜〜。
尊敬するわ。」


私も咲良も体を動かすのは
あまり好きじゃないもんね。

球技大会とかでも
出る側よりも見る側だもん。


「じゃぁ今日は一緒帰れないか。」

「ごめん!」

「いいよっ。
私も今日ちょっと用事あって帰れるか不安だったし。」


咲良に用事…。
なんか少し珍しいなぁ。

咲良の用事なんて
イメージがつかない。


「何の用事?」


私がそうたずねると
にこにこしながら


「内緒!」


の一言。

あ〜、
もしかして咲良がこんな風に隠してくる時は
大体決まってる。


「彼氏できた?」


咲良にも彼氏ができたということ。


「彼氏じゃない!
なる予定!」


ほとんど変わらないじゃないか(笑)


でも咲良に彼氏ができる(予定だけど)のは嬉しなぁ。

親友が嬉しそうにそんなことを
話してくれると私も自然と嬉しくなる。


「相手誰?私も知ってる人?」

「ん〜どうだろ?」


どうだろ?

なんなんでしょ?
その曖昧な答え方。


知ってる人?
知らない人?

どっちなんでしょうか。


「まぁ、彼氏になったら分かるから!
ちゃんと紹介する!」