デートなんてしてない。
むしろ今日がデートの予定だったし。
私は先輩に気付かれないようにため息をついた。
「なに?ため息?」
わっ。
なにこの人。
どんなに小さなため息でも聞こえているようだ。
私は苦笑いしてその場を流した。
「あ、もしかして今日がデートだった?」
「…。」
「図星か。」
先輩は軽く笑った。
そんな笑わなくったっていいじゃん。
「あ、ごめん。
悪気があって笑ったわけじゃねぇから。」
ぽんぽんっ。
私の肩に永遠先輩の手が置かれ
な?と納得がいくよう私を見てくる。
悪気があって言ってるんじゃない。
わかってるけど…。
「いいね。」
「へ?」
