年上な彼と年下な私


「永遠〜行こうぜ」


教室の外の方から
ニコニコとした笑顔で俺を呼ぶ
隣のクラスのこいつ、
加藤 健〈タケル〉。


「あ、おう。」


俺は財布と飲み物だけをもって
健の元へ向かう。


「ん、健前髪変。」

「まじ?今日髪セットしてきてないんだよね〜」


ははっと笑い適当に髪を触る。

健はこんなやつだ。
あまり言われたことを気にしない。
ここが変とか、馬鹿にされたりとか、
悪口を言われても、
気にするような性格じゃない。

まぁ、俺はそんな健のこと
嫌いではないけど。
逆にそういう性格だからいいのかもしれない。


「みずきちゃーん今日も来たよ〜!」


カラッと扉を開けると
消毒液の匂いがかすかに香る。
保健室独特の匂い。


「今年もここがお前らの昼飯場になるのか」


保健室の先生、
早瀬 瑞樹〈ミズキ〉がコーヒーを片手に
苦笑いしながら俺らを見る。

俺らはいつも昼休みになると
保健室にくる。