桃色の空の下

次の日、あたしは普通に学校にいった。
クラスの人達の名簿を見たら、全然知らない子ばかりだった。はぁ。最悪だぁ。
「ねぇ。」
うわっ。…だれ？なんか、無表情な子だなぁ。
「えと、なにかな？」
「あ、えと、その…。昨日、いなかったから席とかわかるかな？って思って…。」
その子は、ちょっと赤くなって言った。
ぷっ。かわいい♥
「ありがと！ちょうどわかんなくてどうしょうかな？って思ってたところだったの。」
「あ、ほんと？よかったぁ。あ、あと…」
「ん？」
「と、友達になってください。」
うわぉ！さらに赤くなった。かわいーい！！
「うん！よろしくね！名前は？」
「真田璃愛。」
「かわいい！あたしは、九条桃空。よろしくね！」
「よろしく！」

私達は、苗字が近かったので席も近かった。
「運がいいねぇ笑」
「だねぇ笑」

しかし、りまと仲良くなったのがきっかけで私の心の歯車はまた少し狂っていくことになる。