「俺の…俺の夏休みがぁ……(泣)」


「静かにして下さい、藤先が睨んでいますよ。」


見ると光ちゃんが名簿を持って睨んでる。


『光龍』がちょっと出てるよ…。


「赤点取ったお前が悪い!
夏休みを満喫したいなら朱音に教えて貰え!」


『元からそのつもり。

これから二度と赤点なんか取らないように
優しく厳しく教えて上げるから♪』


「矛盾してるぅ♪」


「愁斗には叩き込んだ方が良いですよ。」


「え゛!?ちょ、何言ってんだよ(汗)」


「そうだね、その方が良いと思う。」


「僕も賛成〜♪」


「朱音、厳しくしろ。優しさはいらねぇ。」


『皆の了解も貰ったし、厳しく教えるね♪』


「…お願いします………。」


拒否権の無い愁斗は涙目で頷いた。