『なーんで私が追試なのよ。
光ちゃん、説明してくれない?(黒笑)』


自慢じゃないけど首席なんですよ。


「えぇと…朱音は入院してたろ?
だから、追試してチャラにするんですよ……。」


なんか最後敬語になったけど。


『…ふーん、教科はなんなの?』


「現代文、数学、英語、歴史、理科です…。」


『五教科全部かぁ…。』


ダルいなぁ。
まぁ、こうなったのは自分の責任だけどさ?


『愁斗は?』


「愁斗は数学です…。」


やっぱ、赤点取ったからか。


『愁斗ー!追試一発合格するよ!!
そんで皆で遊ぶんだからね!』


机に突っ伏して
落ち込んでいる愁斗に声を掛ける。


「もちろんだーッ!!!!」


顔を上げて大声で叫ぶ愁斗。


「一発ですか…無理、いえ無謀ですね。」


李樹の言葉にまた愁斗は落ち込んだ(笑)