ガララ


「朱音!どこ行ってたんだ!?」


うぉふ、いきなり詰め寄らないでよ…。
ビックリするじゃん!


『直ちゃんとこだよ。
光ちゃん…顔近過ぎなんだけど。』


「あ、悪ぃ…でも、安心した。」


『もう心配させるような事しないってば…。』


本当、光ちゃんって馬鹿みたいに心配症。


「じゃあ、夏休みの説明すっから。」


『はいよ〜。』


光ちゃんから離れ、席に近付くと


「…おかえり。」


類が私の目を見て話し掛けてきた。


『…え、ただいま……。』


突然の事でビックリする。


あんなに気まずかったのに。
一体、何があったの?


" 男心を分かってやれ! "


その言葉と葛藤した。