「ま!気にせず遊べや!!」


『何その適当さ…。』


うやむやにされて軽く苛つく。


「ほら、チャイムなるぞ。
光喜が夏休みの話すっからちゃんと聞けよ?」


『どーせ「警察沙汰になるなよ!」でしょ?』


キーンコーンカーンコーン


『「あ…。」』


鳴っちゃったよ(笑)


「は、早く行け!
只でさえ心配症なんだからな!!」


『はーい…。』


ダルいなぁ。

でも出なかったらうるさいし…。
行きますか╮(•́ω•̀)╭


「類の事は気にしねぇで接してやれ!」


『いや…だからなんであんな態度なのよ。』


分かってんなら教えてよ。


「男心を分かってやれ!」


ガッツポーズを決める直ちゃん。


『私は男じゃないから分かるか!!!』


バタンッ!!


盛大に音を立てて扉を閉めた。


『男心が分かるなら
こんなに苦しくないっつーの!!』


ズキズキと痛む胸の辺りを押さえ、
これからどう類と話そうか考えながら歩いた。