『ただいま〜…。』


久し振りに我が家に入る。


『母さんー?父さんー?紘にぃー…??』


幾ら呼び掛けても応答が無い。


あれ?今日帰るって知らせたのに…。


暗い廊下を抜け、リビングに直行する。


『…どっか出掛けたのかな。』


リビングでさえ暗い。

仕方無いと手探りで電気のスイッチを探す。


パチン


\パァンッ!!!/


『ひょえッ!!??』


私がスイッチを押したと同時に何かが破裂した。


「「「朱音、お帰り!!!」」」


クラッカーを持って、
笑顔の家族が私を出迎えた。


『た、ただいま!!』


ねぇ、蒼空見てる?

この人達が私の家族だよ!