「…どうやら調べたらしいな。
さぁ、お前らの答えを聞こうか。」


『…??』


話が分からずきょとんとする。


「「「……すみませんでしたッ!!!!」」」


……え?


『どうして…謝るの?』


さっきはあんなに
私を恨んでるって感じだったのに。


「『双覇』に言われて調べました。
そしたら副総長が前科持ちって事が分かって。

そこに総長も関係してるんですよね…?」


「そうです。
彼の実家が政治家ですからね。
不利な情報は金を握らせて揉み消していました。

ですが、今回の件で見捨てられたようですね。」


見捨てられたんだ…。
そっかだから刑務所に入ったんだ。


「俺ら…ちゃんと知りもしないで
あんな事言って恥ずかしいです!!」


「本当にすみませんでした!」


私に向かって頭を下げる三人。


『…頭、上げなよ。』


そう言うと困惑しながら頭を上げる。