『それにしても随分恨まれたね~。』


「……朱音のせいじゃないよ。」


「そうだよ!元はアイツらが悪いんじゃん!」


「朱音さんは何も気にする必要はありません。」


皆は優しいね。


『でも、
私の憎しみが新しい憎しみを生んでしまった。

それは私の責任でもあるんだよ…。』


例え、東条と錦が悪いとしても
あの三人にとっては必要な存在だったとしたら、

私がした事は余り変わらないんじゃない?


『私もアイツらと変わらない…。』


バンッ!


「「「それは違うッ!!」」」


『ひぇッ!?』


いきなり扉が開き誰かが中に入って来た。


ビックリし過ぎて変な声出しちゃったじゃん!


『…え、なんでアンタ達がここに?』


ここに居る筈のない。

秋原、城田、宮下が
息を乱しながら近付いて来た。