双姫 Ⅱ



「東条…?」


「叔母さん殺した男の名前じゃん!」


ガンッ!


「イッ!!」


目の前に居た筈の二人はいつの間にか
俺の後ろに回り、床に押し付けた。


「蒼月!ロープ!!」


「はいよぉ〜♪♪」


なんでロープなんかあるんだよ!


グルグルと巻かれ、身動きが取れない。


そんな時、


ガチャ!


『ただいま〜。』


誰かが入って来た。