「「おばちゃん〜♪♪」」


空に向かって手を振る娘と一緒に空を見上げる。


『叔母ちゃんが居た?』


「いたぁ!」


「わらってたぁ!!」


『そう、笑ってたの。』


「「うん!!」」


朱羽と蒼月の頭を撫でて、もう一度空を見上げる。


蒼空…私ね、幸せだよ?

これからも私達を見守ってね。


「まだ怒ってる?」


何故か不安気に聞いてくる類。


『…もう!怒ってないよ!』


「これからもよろしく。朱音、愛してる。」


『私も!愛してる…。』


「あげはもー!」


「せれなもー!」


『勿論!愛してるぅー!!』


闇に染まった私の人生。

けれど、今は光に包まれている。


大切な家族、仲間の存在が宝物。


本当に大変なのはこれから…。

それでも大切な皆を守ると誓います。


孤独だった姫は多くの人々に愛され、
多くの子供に恵まれ、幸せな人生を送った。


THE END