考え出すと止まらない思考をどうにか冷静を保つ。

するとキラリと光る何かに視線を奪われる。


『これ…前にあったのと違う?』


皆と来た時にあったキーホルダー。
それとは違う物が備えられていた。


この場所を知ってるのは一部の人間。

そしてそれと
一緒にカサブランカも備えられている。


『奈緒珠さんしか思い付かないな…。』


お母さん代わりだった奈緒珠さん。
無性に会いたくなった。

思ったら即行動の私は簡単に掃除をして
『壱岐保護施設』に足を向けた。