「これは本来なら私から言う事じゃない。
でも、朱音が優先だから言う!」


シン…っと屋上が静寂に包まれる。


「朱音は…朱音は妊娠してるの!」


・・・・・・・。


「「「「「「「「「「に、妊娠ー!!??」」」」」」」」」」


「マヂか。」


「に、妊娠…!」


「えぇ!?もしかして類との!!??」


「それしかないでしょうね…。
考えられるのはあの時しかありえません。」


「類!お前避妊しなかったのか!!??」


「類くんやるぅ〜♪」


「芦基!ふざけない!!」


「朱音ちゃんがに、妊娠…。」


一気に騒がしくなった屋上。


「理解出来ましたが、
どうして朱音さんは姿を消したんですか?」


舜先輩の言葉で静まり返った。