双姫 Ⅱ



ガララ…


「朱音ーーーーー!!!!」


『ぐえ!!???』


教室の扉を開けた瞬間、飛び付かれた。


『こ、光ちゃん…死ぬ!!』


「倒れたって!?大丈夫なのか?」


極度の心配症の光ちゃん。


とりあえず離そっか…。
類の顔が恐ろしい事になってるんで。


『寧ろ今が危ないです…。』


地味に首が締まってるんですよ。


「おぉ!悪かった、熱中症か?」


『んー…多分??』


「あんま無理すんなよ?
次、自習だから寝てろよ。」


教師がそれ言っちゃ駄目でしょ(笑)


『じゃあ、寝よっかな?凄い眠いんだよね…。』


テニス張り切り過ぎたかな。


「紘も心配してたぞ。
多分、屋上に居るから顔見せて来いよ。」


『分かった〜。』


光ちゃんから
許しを貰って屋上に行く事にした。