双姫 Ⅱ



「朱音って本当に凄いね。」


『あれ位なんて事ないでしょ。
これでも大学卒業してるんだからね!』


体育着に着替えてグランドに向かう。


「あの先生が大人しいなんてねぇ!
逆にキモかったぁ!!」


「一生黙ってれば良いんだよ。」


『こらこら(笑)』


「それにしても暑いですね…。
秋が近くても気を付けて下さいね。」


お母さんか←爆笑


「朱音!テニスしようねぇ〜!!」


「その後、俺な!」


この二人は余程私とテニスがしたいらしい。

まぁ、するって言ったのに
私が撃たれて入院しちゃったからね。


『順番ね!』


死んでたら出来なかったもんね。
そう思うと私も嬉しいな。