「いつ見てもデカいねぇー!

このショッピングモールも
朱音のお母さんが関係してるんでしょ?」


『うん、そうだね。
この街の建物は大抵関わってるかな?』


私達は街で最近建てられた
一番デカいショッピングモールに来た。


「さてさて!
先ずはファッションに興味無い
朱音に興味を持って貰うぞぉ〜♪♪」


あー…嫌な予感……。


『お手柔らかにお願いします…。』


それから見掛ける店を入りまくり、
全身をコーディネートされた。


『も、もう分かったから…。』


「これもこれも…全部似合うなんて!
朱音ってモデルの才能あるよね!!」


『モデルは遠慮します。』


「あ!丁度流れてる!!」


真白が指差す方向を見ると、


『うげ!!』


私がモデルとして撮られたCMが流れていた。