「類!婚約おめでとう!良かったな!!」 「ありがとうございます…。」 「朱音を幸せにしなさいよ♪」 「お祝いだぁ〜♪」 「お前が俺の弟か…。 俺の事は「兄貴」って呼べよな!!」 祝福のモードに心が痛む。 「あの、話があるです。」 朱音は「黙っていれば良い」と言ってたけど 俺を信じてくれてるこの人達を偽りたくない。 朱音を大切に想ってるこの人達を。 だから、全てを話す為にここに来た。 「紘先輩。俺、酔って朱音を抱きました…。 『約束』破ってすみませんッ!!」 深く頭を下げた。