類side 朝早く目が覚めた俺は 服を着替えて、部屋を出た。 出た瞬間、プリントの散らばり様に驚いた。 「おー…早いな。」 眠そうな顔でプリントを見つめる燐と愁斗。 「俺、ちょっと出て来る。 直ぐ戻るから玲と李樹に言っといて。」 「「行ってらぁ〜…。」」 倉庫から出るとバイクに跨り、発進させた。 着いた場所は『神龍』の倉庫。 「類さん、一人でどうしました?」 入って直ぐに舜先輩が出迎えてくれた。 「…少し話があるんです。」 まだ入ったことのない幹部室に通された。