「どうぞ。」


『ありがとう。』


部屋にコーヒーの香りが広がる。


「あ!これ渡す為にも来たんだ!!」


真白と二人で持って来たアルバムを
李樹と愁斗に手渡す。


「おー!アルバムじゃねぇか!!」


「手が込んでますね…大変だったでしょう。」


『始めたら夢中だったよね。』


「そうそう!これは燐くんの分ね。」


寝てる燐の側にアルバムをゆっくり置いた。


『玲と類は?』


「玲は部屋から出てねぇけど
類は朝早く出て行ったっきり戻ってねぇ。」


「戻ってない?それは本当ですか??」


「徹夜したから間違いねぇ!」


徹夜で終わらせるなよ…。

でも、どこに行ったんだろう。