双姫 Ⅱ



『疾風、ありがとう。』


「俺は頼まれただけですよ!」


手紙をバックに入れ、周りを見回す。


『気になったんだけど、
なんでこんなに下っ端が揃ってるの?』


夏休みに入ってから
あんまり集まってなかったのに。


「あー…幹部室に行けば分かります。」


『…何かあったの?』


「朱音、幹部室に行って確かめよう!!」


『そうだね。疾風、手紙ありがとね!』


幹部室に繋がる階段を駆け上がり、
扉を開いた。