『これは、凄い量だね…。』


「少し作り過ぎましたね…。」


少しなのかな…?(笑)


「どーせ類が食っちまうだろ?」


「…流石にここまで食えないんだけど。」


誰も昨夜の事を触れずに
私達は遅過ぎる朝食を頬張った。


普段の皆ならガツガツ聞いて来るのに
真白が口止めしたのかな?


真白を見ると私と目が合い、微笑んだ。


だから私は口パクで、


あ・り・が・と・う・!!


短いけどお礼を言った。


直ちゃん。
直ちゃんは男心を分かってやれって言ったけど、
女である私には難しいみたい。

類も皆も女心を見抜けなかった。

男心は男が女心は女が、
周りに居る友達が見抜いて上げたら
それで良いんじゃないかな?

私の心を真白が見抜いてくれて嬉しかったから。


そんな関係って最高なんだと思う。