類side
「違う…?」
俺が反省していた事を即座に否定された。
「やっぱり、引き止めるべきだった!
今更こんな事言うのも変だけど……。
朱音は類くんが酔ってるって分かってて
受け入れたんだよ?」
分かってて…?
「なのにごめん…?何に対して謝ったの??
好きな人に求められて
その後に謝られた朱音の気持ち考えなよ!」
「類、朱音さんを探して下さい。」
「俺じゃ、拒絶される…。
「触んないで」って言われたんだ。」
「え、類が言われたのぉ!?」
「そりゃそうでしょ。
あの時の朱音は腰砕け状態だったんだから。」
「「「「「…え?」」」」」
「だから!
類くんのせいで立てなかったから
恥ずかしくてあんな事言ったの!!
察しなさいよ!もう!」
「…ッ…朱音はどこに居る?」
「倉庫の近くの公園にあるベンチに居る。
早く行かないと誰かに盗られちゃうかもね?
大事なら行きなさいよ!」
柏羅に喝を入れられ、俺は部屋を飛び出した。
類sideEND



