双姫 Ⅱ



双覇(玲、燐、李樹、愁斗)side


「あー…頭痛てぇ……。」


「あれだけ飲めば
悪酔いするに決まってるでしょう。」


「俺なんかなんともねぇぜ!!」


「愁斗は酒豪だもんねぇ〜!」


「水の様に飲みますからね。
その代わり臭います、近寄らないで下さい。」


「おーおー!朝っぱら毒吐きやがんなぁ!」


「ねぇ…真白ちゃんは?」


「俺が起きた時にはもう居なかった。」


すると、


バァン!!


激しく開かれた扉。

そんな事を開けた本人は気にせず部屋に入って来た。


「ま、真白?お前、凄い顔だぞ??」


「うっさい!!!!」


「ヒェッ!真白ちゃんが別人だよぉ!」


普段は優しい真白が般若に見えた。


双覇(玲、燐、李樹、愁斗)sideEND