双姫 Ⅱ



類side


" 触んないで!! "


久し振りに拒絶を受けて
出て行く朱音を追い掛ける事が出来なかった。


あの時はまだ蒼翔だったから
そこまでショックを受けなかった。

でも、今は…。


「朱音…。」


好きな女を酔って抱いた。

朱音の傷付いた顔が頭から離れなかった。


類sideEND