「お前ら邪魔すんなよ。」


皆から離れ、幹部室に向かおうとする類。


『え?ど、どこ行くの??』


私を担いだまま類は階段を登る。


「俺の部屋。」


え、これは流石にマズいのでは?

正直言って類の部屋に入って
危険な経験しかしてないような…。


救いの意味を込めて皆を見ると

李樹は目を逸らし、

玲は暢気に寝てる、

真白と燐はアタフタしてて、

愁斗は手を振っていた。


だ、誰か助けろよーーー!!!!


私の抵抗も虚しく部屋へ連行された。