双姫 Ⅱ



「えぇ!いつ?いつしたの!!??」


「朱音と寝た時に…。
理性ぶっ飛んで半ば強引に。」


「強引…ですか。」


「お前、本当に類か?
目の前に居るのが別人に見える。」


あんなに大人しい奴だったのに。


「正真正銘俺だって(笑)
ここに居る皆にも盗られたくなかったんだ。

朱音は男に免疫無いから
教室で上半身見た時だけで赤面したし。」


「だから嬉しくなかったんですね?
私達も男として見られていると分かって。」


「その通り。」


「成程ぉ〜!」


「でも、これで安心だな!
婚約者は類になったし!!」


「安心するのはまだだ。」


「まだストーカーを片付けてない。
それに結婚するまで油断しないって決めてる。」


「じゃあ、チャチャッと証拠掴んじゃお♪」


俺らはストーカーをどうするか
いくつか提案を出し合った。


双覇sideEND