『真白が話すならなんで話した!』


「だから、気を紛らわす為?」


んなアホな…。


[朱音!少し話があるんだが良いか?]


[あ、はい!]


『ちょっと、後でゆっくり聞くからね!』


ロイ氏に呼ばれ、一先ず話は打ち切られた。


[あの、話とは…?]


[泉川社長と話したんだが
モデルを変えようと思うんだ。]


やっぱり、私が下手だから……。


[すみません、私が不甲斐無いばかりに…。]


[え?違う違う!
モデルを代えるのはあの男の方だよ。]


[え?]


[あの男の代わりは
君の友人にして貰おうと思ってね?]


ロイ氏の視線の先には皆が映っていた。