バシッ!


ドカッ!


倉庫中に鈍い音が鳴り響く。


「…結構動けるじゃねぇーか!」


『随分余裕じゃないの!』


前は余裕なかったくせに!


ビュン!


回し蹴りをするも避けられる。


やっぱり前みたいに動けてない。
もっと早く…!もっともっと!


もう一度回し蹴りを試そうとした時、


ガクン!


『ッ!?』


「朱音!?」


足に力が入らず、その場に座り込んだ。