『ただいま〜………。』


あの後、遊ぶ気になれなくて
結局お開きとなった。


帰りは流石に怖かったから
類がバイクで送ってくれたから良かったけど。


「おかえり!
あら、そんな顔して何かあったの?」


そんな顔?酷い顔してるのかな…。


『母さん…父さんと紘にぃ居る?』


「居るわよ。」


『ちょっと聞いて欲しい事があるの。』


「……分かったわ、二人共リビングに居るから。」


深刻だと感じ取ったのか
いつも陽気な母さんが真剣な顔になった。

リビングに行くと父さんと紘にぃが居た。