『…私のせい……?』


" …樺沢 類。
依頼主からお前を消すように言われている。

次に会った時、息の根を止めてやるからな。"


" この状況を招いたのはお前だ。 "


なら、離れれば…。


「朱音。」


手を引かれ、類の腕の中に閉じ込められた。


「変な事考えないで。
俺なら大丈夫だからもうどこにも行かないで。」


『なんで…。』


私が考えてた事が分かったの?


「朱音ならそう考えるって思ったから。」


「なんたって俺らを守る為に
ボコボコにして離れた位だからねぇ〜!

あれも思えば愛だよねぇ♪♪」


「また居なくなるなんて許しませんよ。
探し回るのはこりごりです。」


「アイツの依頼者見つけ出して
取っ捕まえれば良いんだろ!?」


「取っ捕まえて務所にブチ込むぞ。」


「私、何も出来ないけど
朱音が側に居てくれたみたいに居るからね!」


『皆…。』


失いたくない。でも、皆と一緒に居たい。

私達を引き離そうとする人物は誰なんだろう。