「他に心当たりは無いの? 朱音が「追われてる気配がする」って言ってたのは この人なのかな…。」 『…分からない。 姿は見てなかったから断定は出来ない。』 何もかもが謎に包まれている。 「その男には色々聞きたい事がありますから 連行しましょう。 愁斗、逃げないようにしっかり見張って下さい。」 「おう!気絶してっから楽勝楽勝!!」 愁斗が黒男を担ごうとしたその時、 ガンッ! 「グァ!?」 『愁斗!!』 「だ、大丈夫だ…。」 黒男は愁斗を殴り、私達から距離を取った。