『グッ!』 「ヘシ折られたくなければ大人しくしろ。」 コイツ…調子に乗りやがって! 黒男を睨み、反抗の意を示す。 すると懐から布を取り出し、 私の口元にそれを近付けようとした。 「安心しろ、少し眠るだけだ。」 『止めて…!いやあぁぁぁーーーーー!!』 暴れてもビクともしない。 こんな身体じゃなかったらこんな奴…。 思い通りに動かない身体が恨めしかった。