「わ、悪ぃ。想像したらキモくて(爆笑)」


どうやら玲のボディービルダー姿を
想像して、耐えられずに吹き出したようだ。


『にしてもなんで正面の私にかけんのよ!』


私から見て正面が愁斗。
その隣に燐、玲が座ってて。

私の隣に類、李樹、真白が座ってる。


「朱音さん、これ使って下さい。」


『ありがとう。』


李樹にティッシュを渡され、ソースを拭く。


腕からソースの匂いが…。


「朱音から焼きそばの匂いがする(笑)」


「こっちまで匂ってくるよ!」


『残念ながら美味しくないですよ~。』


真白にまで匂うとかヤバくない?
洗ってこようかな…。


『ちょっと洗って来るね。
ベタベタして気持ち悪いし。』


「一緒に行くよ。」


『直ぐそこだから良いよ!
それに冷めちゃったら美味しくないよ。』


渋る類を宥め、一人手洗いに行った。