「わわ!温いね!!」
『夏だから水温が高いんだね。』
チャプチャプと水音を立てながら
水に身体を沈める。
夏の気温で火照った身体を
海水が程良く冷ましてくれた。
「深い所まで行っちゃ駄目だよ。
砂に足を捕られちゃうから。」
『えぇ~?』
本当は深い所まで行って泳ぎたいけど
そんな我儘言ってられないか…。
浅瀬に戻り、砂場に座った。
『類も行って良いよ?』
「俺は良いよ、周りに女が群がってるし。」
玲達の周りには
一目見ようと女の子達が周りに集まっていた。
『…うわぁ~…。』
真白を羨ましそうに見てる…。
でも、誰も話し掛けようとはしなかった。



