「印…消えちゃった?」
『え?あ、日焼け止め塗ったから…。』
「……また隠したの?」
『隠そうとしたんじゃないから!
日焼けしたくないだけだからね!!??』
「まぁ、今日は側に居るから大丈夫か。
それでも周りには気を付けようね?」
『子供扱いしないでよね!』
子供扱いするのは李樹だけで充分です!
「ごめんごめん(笑)じゃあ、行こっか。」
そう言って差し出された手。
『……?』
その手の意図が分からなくてきょとんとする。
「砂場じゃバランス取れないでしょ?」
『…気付いてたんだ。』
「隠さなくて良いよ。
ここに居る皆には弱いとこも見せれるでしょ?」
「そーだよ!水臭いなぁ!!」
「私達は強い所しか見てませんからね。
偶には見せて下さいよ。」
「喧嘩は強いが
意外とマヌケなとこもあるけどな?」
マヌケ!?私のどこがマヌケなのよ!



