「追われた…?」


「姿は見えたのかよ!?」


『姿は見えないんだけど気配がね…。

気のせいと思って立ち止まったら
気配も止まったから余計気味が悪くて。』


まともに動けない今は少し怖い。

早く前みたいに動けるようになりたい。


「ここから離れるぞ。皆、バイクに乗れ。
真白、お前は俺のに乗れ。」


「うん!」


真白は玲、
私は類のバイクに乗って公園から離れた。

離れる瞬間、
こっちを見ている人影が見えた。