「うげぇ!
アイツ、朱音を口説こうとしてない!?」


遠目でしか見えない為、
なんとなくしか分からない。


「ダンスに誘っているようですね。
朱音さん、相当嫌なんでしょう。
笑顔が引き攣っています。」


「おら、類。お前の出番だろ?」


「カッコ良く決めて来い!!」


「朱音に触れる前に潰す。」


そう言って朱音の元に走って行った。


「そ、それは駄目だよぉ!」


燐の声は果たして届いただろうか…。


慌てて俺らも朱音の元へ走った。


双覇sideEND