双覇side


俺らは紘先輩に朱音がパーティーに
出席する事を聞いて急遽出席する事にした。


「朱音、居るぅ~?」


「無駄に広いですからね。
面倒ですが手分けして探しますか。」


「面倒って!(笑)」


「じゃあ…俺、先に行くから。」


「ちょ、ちょ!待ってよ!
やっぱり…一人にならない方が良いかも…。」


「…類、あんま離れんな。
女共が目ぇ光らせてやがる。」


来たタイミングが悪かった。

周りがダンスパーティーに変わり始め、
慌てて壁側に寄る。


「あ!居た居た居たーー!!!!」


急に燐が叫び、ある方向を指差す。

いつもの朱音とは別人だった。

メイクをし、髪をアップにして
大人っぽい雰囲気を振り撒いていた。

周りを見るとチラチラと朱音を見ている。

そして、一人の男が近付いて行った。