腰を攫われ、
その声の主に抱き締められる形になった。

顔を見なくても安心する。


「だ、誰だ!君は!!」


何故か目の前の男性は
顔を真っ赤にして怒りを表している。


「申し遅れました…樺沢 類と申します。」


でも、どうして類がここに…?


「類〜!朱音~!!」


『え、燐!?』


燐だけじゃない『双覇』全員がこの場に居た。