ガララ 『…ハァ……また戻って来たのかぁ。』 白くて綺麗に整頓されている病室。 でも、生活感が無くて私は嫌い。 『早く家に帰りたいな〜?』 「体力と筋肉が戻れば帰れるよ!」 『だーかーらー!毎日脱走してるんだよ? 体力と筋肉も付くし、一石二鳥じゃん!!』 「「「「あ…。」」」」 「馬鹿だ。」 「毎日…?」 ヤバッ…!李樹が居るんだった。 そろ〜っと後ろを振り向く。 『ヒィッ!?』 そこには黒い笑みを浮かべた ブラック李樹が降臨していらっしゃいました。